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「68の車輪」のカメラマン、春日友喜氏と電話・・

岩波書店の現行の件で午前中、電話でお話を。科学映像館活動の紹介で、「生命誕生」と同様に「68の車輪」は欠かせない映画。これぞ将にドキュメンタリー映画である。とともに、この作品を配信した直後から、鑑賞者が急増。1ヶ月2,3百人であった鑑賞者が一挙に4,000人となる。以後千人以上の鑑賞者となり、最近は5千前後の鑑賞者数が。

春日氏の回想録に、常磐線の踏み切りを横断するシーンについての一文がある。

「深夜の国鉄常磐線の踏切を横断するシーン。最終列車と一番列車の短い間隔の間に踏み切りを渡らねばならず、、緊張が予想される時間帯でありました。午前1時が過ぎた頃、最終貨物列車が通過し、高圧線が社団。・・・・・中略・・・。

さて撮影隊といえば、この状況を予測できず、、甘い撮影設計がアット言う間に崩れ、頼みのライトが所定の場所に届かず、ライト、ライトと大声で叫ぶカメラマン、重いライトを運びながら怒鳴り返すライトマン達、次第に殺気だって来ました。作業用のライトでもちょっと照明が当たればカメラは回る。この緊張と疲労は夜明けまで続き、今まで経験したこともない、撮影現場だったと記憶しています」と。

今朝の電話によると、予想外の出来事がさらに起こっていたとか。同時刻に地震があり、大混乱の中、撮影を進めたとのこと。踏み切り横断現場の映像が、さらに・・・・。これがドキュメンタリー映画である。
by rijityoo | 2010-06-05 13:34 | Comments(0)