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再生回数の推移から4年半を振り返る(その2)

東京シネマ、シネマ新社とヨネプロの作品がほぼ出尽くした2007年12月初旬。東北映像文化研究所の安倍武史さんから、「昭和初期 9.5mm映画」、「大正末期の水澤 9.5mm映画」 「よみがえる農民魂」 「昔の農業」 などが届く。我々の活動に共鳴された安倍さんが自発的にこれらの作品を。

最初の2作品は、大正末期から一時期使用された、フランスのパテー社製カメラで撮影されたもの。中央にコマ送りの穴がある珍しいフィルムが使用。9.5mm映画の詳細

「昭和初期 9.5mm映画」は昭和8年から15年の間に撮影され、当時の農業、家庭生活、祭り、花見の模様が収録されている。特に昭和8年大船渡線の陸前高田駅開業の模様が。昭和8年には三陸沖津波があり、この数ヶ月後この駅が開設されており、大変貴重な映像である。この映画配信以来多くの方が閲覧。

ところが今回の東日本大震災では、大船渡線は壊滅的な被害を被る。陸前高田市の玄関とも言えるこの駅もあとかともなくなる。先日TBS 朝のみのもんたの番組で陸前高田市の名物、りんご水(?)とともにこの映画が使用される。
by rijityoo | 2011-11-03 15:32 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)