2012年 12月 03日
日本音風景100選京都大阪編5話
制作:東京シネマ新社 企画:日本ビクター
1998年 カラー 43分17秒
(1)京野の竹林 9分43秒
嵯峨野や洛西に広がる竹林は,風にそよいで揺らぎ,さざ波や大波を生み,生き物のように波打ってさまざまな音色を奏でている。
嵯峨野.嵐山は観光地としてかなり有名だが,ゆっくり歩きながら巡ってみれば,竹林をぬける散策路や,それに溶け込んだ社寺など,古都の風情を満喫できる。
また,京都市街地から桂川を隔てた洛西は,古くから竹やタケノコの産地として知られている。竹の緑がこの辺りの社寺にさらに趣きを添えている。
宅地開発による竹林の伐採が行われたため,竹林を保存する目的で「京都市洛西竹林公園」が開園された。回遊式の園内にはさまざまな竹が植えられて,竹林のささやきが楽しめる。 (残したい日本の音風景100選から)
[2]琴引浜の鳴き砂 9分47秒から
京都府の日本海側,丹後半島網野町にある琴引浜は,延長1800メートルの日本で最大級の鳴き砂の浜である。この浜は,コンクリート護岸などの人工的構造物が全くなく,自然海岸として保たれている。
また,浜の後背地には,貴重な海浜植物が植生するとともに,松林が美しい景観を形成していることから,「全国白砂青松百選」にも選ばれている名所である。
乾いた砂の上を足を擦るように歩いたり,手で強く掃いたりすると,「クックッ,キュッキュッ」と鳴くが,浜の中央部には,拳で砂をたたくと「ドンドン」と鳴く,太鼓浜と呼ばれるところがある。 (残したい日本音風景100選から)
(3)るり浜 19分31秒から
(4)常光院境内の河内音頭 27分27秒から
(5)淀川河川敷のスズムシ 43分17秒から