久米さんの科学映像便り
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プロフィール
科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
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音100選四国編6話

日本の音100選四国編6話
制作:東京シネマ新社  企画:日本ビクター
1998年 カラー 

(1)鳴門の渦潮 8分45秒
渦潮が巻く鳴門海峡は,鳴門市と淡路島との間約1.3キロの狭い瀬戸だ。この海峡を境として潮の干満により,瀬戸内海側と紀伊水道側の潮位に差が生じて,地形の複雑さの手伝って渦潮ができる。
 
潮流の速さはふつう時速13~15キロくらいだが,春と秋の大潮時には時速20キロにもなり,ゴウゴウと唸る渦の直径が20メートルにも達するという迫力である。
 
昭和60年(1985)には,鳴門海峡と渦潮をまたぐように,全長1629メートルの「大鳴門橋」が架けられた。この周辺は鳴門公園と呼ばれ,同6年(1931)に「史跡名勝天然記念物」に指定,同25年(1950)には「瀬戸内海国立公園」に編入され,観光地としても有名だ。(残したい日本の音風景100選から)
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(2)阿波踊り  8分51秒から
徳島で,毎年お盆の8月12日~15日の4日間,盛大に開かれる阿波おどり。7月ともなると,400連を超える踊りのチームは,本番に向けての練習に余念がない。太陽が西に傾きかけると,徳島市内のあちこちから,阿波おどりの三味線などのお囃子がリズミカルに聞こえてくる。
 
華麗でしなやかな女おどりや,力のある勇ましい男おどり,大人も顔負けの子供たちの元気なおどりなど,町はにぎやかに真夏を迎える。
 
ずっと古くから見慣れた風景,耳に馴染んだ太鼓や三味線の音色,徳島の人々にとって,ほかの何よりも夏の訪れを感じさせるものが,この阿波おどりである。(残したい日本の音風景100選)

(3)大窪寺の鐘とお遍路さんの鈴 21分31秒から
 四国霊場八十八か所めぐりは,お伊勢参り,熊野詣でなどともに,江戸時代の庶民にとって大きな楽しみだった。今も白装束に菅笠,金剛杖を持ったお遍路さんが,行く姿は四国路の風物詩だ。
 
阿波,土佐,伊予を経た四国遍路は,讃岐から「涅槃の道場」と呼ばれ,山ふところに抱かれた大窪寺が八十八番最後の霊場となっている。参道に点在する遍路の供養墓に手を合わせながら,険しい山道を歩きつづけ,「りーん,りーん」と鳴る鈴の音は,ようやく結願の大窪寺へたどりつく。
 
満願の喜びを胸に,山門の鐘を打てば,「ごーん,ごーん」と山々に心地よく響きわたる。清らかな音が,長く尾をひく長尾の町である。(残したい日本の音風景100選)

(4)満濃池のゆるぎとせせらぎ 31分38秒から

(5)道後温泉振鷺閣の刻太鼓 38分43秒から
 午前6時30分,道後温泉本館から威勢のいい太鼓の乱れ打ちの音が聞こえてくる。そして,開館を待ちかねた人々が朝湯につめかけて,あたりは活気づく。
 
日本最古の道後温泉は,全国でもベスト10に数えられている名湯だ。その昔,一羽の傷ついたシラサギが湯につかって傷を治したことから,湯治場として知られるようになった。さらに,夏目漱石著「坊っちゃん」が,決定的に道後を有名なものにした。
 
街は多くの宿が立ち並び,中心的な存在が,古風な明治建築の道後温泉本館だ。その屋上にある太鼓楼・振鷺閣が,明治27年,(1894)から道後の朝を告げてきた。あとは正午に12回,夕方6時に6回太鼓を打ち鳴らして時を告げている。 (残したい日本の音風景100選から)

(6)室戸岬御厨人室の波音 45分11秒から
高知県の東南端に位置する室戸は,昭和2年(1927),日本八景のひとつに選ばれた。岩礁に砕け散るダイナミックな荒波,一面に漂う潮の香り,どこまでも高くどこまでも青い南国的な空。アコウ,アオギリ,ハマユウなど亜熱帯植物群落の自然美は,まさに南国土佐にふさわしいところだ。
 
御厨人窟は室戸岬の先端にあり,目の前には壮大なる太平洋が一面に広がっている。御厨人窟のなかでは,岩に砕ける波の音,海底から聞こえてくるような地響きにも似た音が響き,まさに大自然の力強さを感じずにはいられない。
 
千二百年前,弘法大師空海が悟りを開かれたのも,この豪快で厳しくも,美しい自然があったからであろう。
(残したい日本の音風景100選から)



 
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by rijityoo | 2012-12-04 17:15 | 先行配信映画(107) | Comments(0)