人気ブログランキング | 話題のタグを見る

四国を路線バスで周る番組を見て

昨晩、テレビ東京のBSで、路線バスで各地を周る番組「四国一周」が再放送されていた。太川陽介と漫画家の蛭子さんにマドンの3人組の旅である。今回のマドンナは遠藤久美子で、なかなかな組み合わせで楽しい2時間であった。

実は昭和30年の春、大学の同級生3人で同じコースを自転車でまわったことが。50数年前のこと。昨晩の番組の情景では、四国といえ原風景は少なくなり、出会う人たちもすっかり様変わり。

筆者は小松島港で大阪の2人を出迎え、古臭い自転車でいざ出発、一路南へ。当然砂利道の自転車は大変で、少し風でも吹けば、砂埃で平坦な道でも前進不可能。でもなんとか第一日目の目的地、室戸岬に着く。1日目の宿はお寺。大学生と名乗れば、一夜の宿はだいたいOKの時代。

2日目は高知に入り、市内観光後、同行者の知り合いの家に止めていただく。3日目は足摺岬に向かうも山越えの道。ここではトラックのお世話になる。そして宿はなんと営林署の事務所で一泊。

4日目にやっと足摺岬に到着。観光後、宿探しである。地元の小学校へ交渉に。宿直の先生はあとよろしくと我々が宿直の肩代わり。なんともおおらかで、いい時代であったことか。

5日目は宇和島へと旅を。途中のリヤス式海岸の景色は今もくっきりと脳裏に。しかし、山坂と曲がりくねった道は宇和島への到着を阻む。実は宇和島もお寺にお世話になる。

翌年、5人組で北海道へ。カニ族なる言葉が流行る以前のこと。時間をかけて、苦労して旅行した思い出は、今日の旅行とはかけ離れた大きなものを。
by rijityoo | 2013-12-06 09:00 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)