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撤去冠寄付は順調なすべ入りだし

来年度以降の科学映像館活動の維持は厳しい見通しであった。助成金の不採択と国立国会図書館納品作業の終了で運営費が問題に。春以来、多くの方のご助言とご支援でいろんなことを試みるも解決の見込みもなく夏が過ぎる。その原因はこの活動がビジネスモデルにあてはまらない。日本の寄付文化ではクラウドファンデイングもむつかしい。そして税制も問題の一因かも。

万策尽きた9月中旬、ある情報がFBのチャットに入る。貴金属のリサイクルである。特に歯科で役目を終えた金属を社会奉仕活動に寄付してもらう活動。日本歯科医師会は日本財団の肝いりでこの活動を行い、5,000歯科医院により億単位の収入を得て未開国に小中学校を建設している。

早速情報をもとに9月末から準備に入り、10月半ばに寄付の依頼を歯科医院へ発送。科学映像館維持には400万円前後必要であるが、最初の1か月でその30%程度が達成され、皆さんの今後のご協力により来年度以降も当館の活動は維持できそうな感じである。

現在作品の提供は多くて約700作品がデジタル化を待っている。1950年代後半から60年代の日本を海外に紹介するために製作された約70作品、35mmネガを使って1,000万円程度をかけた贅沢なもの。京都の一主婦が奈良、京都や滋賀の歴史、文化、自然を収めた500作品等々である。これらの作品をデジタル復元して共有財産にできればと願っている。
by rijityoo | 2015-12-17 13:31 | Comments(0)