久米さんの科学映像便り
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プロフィール
科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
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フィルムなどアナログ素材のデジタル復元
NPO法人科学映像館(www.kagakueizo.org)を立ち上げる際、フィルム等のデジタル復元について素人なりに種々調べ、検討を重ねた。最初、飛び込んできたのはあるDP屋さんで、スクリーンに上映した映像をデジタルカメラで撮影。これもデジタル復元である。今でもこの方法が生きており、8mm1巻5,000円くらいのようである。要はデジタル化もピンからキリまである。

その後、東京シネマ新社岡田一男氏(当法人副理事長)の紹介で東京光音(www.koon.co.jp)でデジタル復元を行ってきた。この会社は高度の技術と貴重なアナログ作品を後世に贈りたいと所長以下全員がデジタル復元に情熱を燃やしている会社である。私はデジタル復元を行えるのは東京光音のみと今でも信じている。

3年前、ハーバード大学ライシャワー日本研究所の方が当館を訪れた際も、東京光音を紹介、ご一緒する。アメリカでもここまでデジタル復元をできる企業を見たのは初めてと感心された。ちょうどある細胞で日本が話題になり、ハーバード大学のある先生が絡んでいたころである。所員が残した言葉が印象的であった。「世の中はハーバードと言えばすべて通用すると思っているが、これは大きな誤りである」と2回繰り返された。
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ではこのようにカビが生え、歪みがみられるフィルムを東京光音ではどう処理しているのか?同社ではカビ、ごみを洗浄したのち、つなぎ目や歪みを手作業で修復したのち、さらに同社が開発した特殊な機器によって機械的な洗浄を行う。この修復作業が鮮明な映像のデジタル復元には必須である。その後、フィルムはCintel社のMillenniumIIでスキャンしてデジタル復元している。その後、取り残したゴミや汚れを1コマ、1コマ、モニター上で除去・修復する。最後に色彩・濃度補正を行ってデジタル復元の完了である。なお色合わせは、劇映画では主演女優の顔色が基準であると聞いている。この修復の詳細は「半田手延べそうめん」でご覧いただきたい。http://www.kagakueizo.org/create/other/425/

最近はフィルムの傷もある程度修正できるようである。なお通常のデジタル料金はSDで3,000円前後/分、ハイビジョン(HD)で1万円前後である。30分の作品をHD化には役30万円ということになる。





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by rijityoo | 2017-11-03 09:37 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)