久米さんの科学映像便り
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科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
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カテゴリ:伝承館(13)( 12 )
伝承館(13)地方病の代表的な診断法は、[糞便検査」と「組織内虫卵検出奉」である
日本住血吸虫は、宿主の体内で沢山の虫卵を産むので、その一部が便に混ざって体外にでてきます。このため、糞便検査で虫卵を検出し、「地方病」かどうかを確認します。

しかし、この方法は効率が良くないため、安全性と簡便性から「組織内虫卵検出法」と言う直腸面膜の生検が行われます。黄色果粒状に変色化した組織を採取し、顕微鏡で感染の有無を判別します。

このほか、病気のの進行状態を調べたり、免疫学的抗体検査を行い、血中にどれくらい抗体が含まれているのかも調べます。
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by rijityoo | 2010-12-21 17:53 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(12)「慢性型」の地方病は、自覚症状がほとんどない
感染してから2,3カ月すると、「慢性型」に移行するケースもあります。多くの場合、肝硬変を起こすことが知られています。この段階になると、腸面膜が萎縮し、腹水がたまって、お腹が膨れ上がります。さらに進行ると、手足はやせ細るのに、お腹はますますふくれ、吐き気や下血を繰り返して、死にいたります。

虫卵は、腸から門脈を通って肝や脳にも流入します。そして、血管を詰まらせて炎症を起こし、肝硬変や脳障害を引き起こすのです。

昭和22年10月、昭和天皇陛下が宮入貝生息状況を視察される。
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by rijityoo | 2010-12-20 19:13 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(11) 「急性型」と呼ばれる地方病は、感染後に発熱や、せきなどを伴う症状がでる。
日本住血吸虫が人間の皮膚から侵入すると、侵入部分がかゆくなり、赤く腫れてきます。感染すると、2~3週間の潜伏期間を経て、倦怠感、食慾不審などの初期症状が出ます。侵入した吸虫の数や
発育の差、感染頻度、免疫状態などによって症状は異なります。

感染してから一か月後には産卵が始まります。虫卵は、腸の壁に産みつけられ、発熱や血便、腹痛などが起こります。このような症状は、急性型の特徴です。

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by rijityoo | 2010-12-20 13:45 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(10) 当時、地方病の特効薬・スチブナールを投与していた
診察室の隣には、レントゲン室、本棚にはたくさんの医学書や学術書、寄生虫学関連の雑誌などが並んでいます。治療と研究が並行して行われていたことが分かる空間です。

建造博士は、全国の地方病発生地に共通して、カワニナ(巻貝の一種で宮入貝によくにている)という貝が生息していることに気が付きました。そして、明治42年にこの貝と地方病の因果関係を示唆する論文を吉岡順作医師と発表したのです。

地方病の原因と感染経路が特定できると、大正12年に治療薬「スチブナール」が開発されました。この薬は、体への負担が強かったため、副作用から来る患者の苦しみは大きなものとなりました。
治療薬の詳細はこちら


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by rijityoo | 2010-12-19 22:47 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(9) 昭和天皇が昭和22年ご視察、展示室には、ガリ版刷りの奉上書がある
昭和22年10月、昭和天皇は、宮入貝生息状況を玉穂村(現・中央市)で視察されました。三郎博士は、天皇に日本住血吸虫病の実態や研究の現状について説明されました。

館内の展示室には、昭和天皇が顕微鏡で観察されている写真やガリ版刷りの奉上書が飾られています。

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by rijityoo | 2010-12-18 17:04 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(8)応接室には、建造博士がいて、静かに迎えてくれる。
応接室は、洋風のしつらえとなっています。ゴージャスなシャンデリアや絨毯、大きなソファーなどが目に飛び込んできます。部屋の片隅には、建造博士の胸像があります。これは、母屋のの前にあった台座の上の部分を再度つくり直しものです。しかし、胸像は、公の場にでることはありませんでした。「昭和町風土伝承館 杉浦委員」となった今、建造博士は、一番リラックスできる場所で訪れる人を静かに迎えてくれるのかもしれません。

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by rijityoo | 2010-12-18 13:49 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(7) 応接室には、菊のご紋が付いたグランドピアノがある
応接室には、昭和元年、昭和天皇が即位されてつくられた記念のピアノがあります。日本に十台しかないピアノです。菊のご紋がついており、脚は、鶴の足の形ねなっています。ピアノの鍵盤は、今では貴重な象牙です。どんな音色でしょうか?

アメリカ人研究者の中には、一日一回ピアノを弾かないと気が済まない人がいました。彼はここで、毎日、楽しく弾いていたそうです。

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by rijityoo | 2010-12-17 16:52 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館「6」杉浦医院は、日本に進駐したアメリカ軍の研究者が集る場所になった
三郎博士は日本住血吸虫病を初めとする寄生虫による疾病研究の第一人者として、名が知れ渡るようになりました。第二次世界大戦後、多くの米軍将兵は、アジヤ占領地域で寄生虫による感染症に悩まされていました。終戦を迎えた昭和20年、進駐軍は研究者や医療関係者の講習の場として杉浦医院に白羽の矢を立てました。そして、三郎博士にアメリカ軍から、「日本住血吸虫病治療法の指導」の依頼があったのです。

こうして杉浦医院には、多くのアメリカ人が集り、講習会が開かれました。医院には、[
treasured moments]と書かれた一冊ののサイン帳がが残っています。この小冊子には杉浦医院に来たアメリカ人医師や研究者たちのメッセージがつづられています。診察室の棚には写真も残っています。

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by rijityoo | 2010-12-14 19:28 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館(4) 玄関には、掘りごたつならぬ、堀火鉢がある
玄関を入って、右側の下駄箱のの前には,フタついた鉄板があり、そこを持ち上げると、掘りごたつならぬ堀火鉢が現れます。冬、寒さが厳しかった為、玄関には堀火鉢を設置していました。また、通院患者のために院内のいたるところに火鉢が置かれていました。

近所の農家の人たちは、玄関先で季節の野菜や米などを並べて販売していたそうです。この医院に
多くの人が訪れていたことがわかります。
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by rijityoo | 2010-12-11 18:52 | 伝承館(13) | Comments(0)
伝承館「3」今でも残る英字の看板や子どものいたずら書き
何時の時代でもじっと待っていられないのが子ども。診察を待つ子どもたちは、待合室や玄関の壁などに、釘や木片で絵を描いたり、名前を書いたりして遊んでいました。

三郎博士が、「上手に描けたな」と誉めたのがはじまりで、絵の内容もどんどん進化していったそうです。これを見ると、三郎博士の子どもへの眼差しや人となりを感じる事ができます。

入り口には、「杉浦医院」と浮き彫りした木の看板と英字で「Dr Sugiura's Office Physician]と描かれた看板が掲げられています。杉浦医院が第二次世界大戦後、進駐軍の医療関係者の講習の場となっていたため、英字の看板が必要だったのです。
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by rijityoo | 2010-12-09 16:50 | 伝承館(13) | Comments(0)