2008年 12月 13日
映像遺産の配信に恒久的な最小限の財源が
科学映像館は、貴重な映像遺産をデジタル化、保存しようと設立。しかも、貴重な作品を多くの方に自由に、いつでも、どこでも観ていただこうとウェブ上で無料配信している。多数の会員、高額寄付者、企業の協賛と関係者のご協力で、180編の秀作を皆さんにお送りしてきた。
しかし、現状の予算では、この活動を発展させるには、必ずしも充分とは言えない。恒常的な資金源として、多くの方から貴重なご意見もいただく。例えば課金性の配信、電子画像の図書館への販売など。しかし種々検討の結果、新たなシステム(IP,パスワードの付与、画質の向上など)の導入は、現状では、厳しいとの結論に。
最終的には、財団補助金の積極的な申請、企業の協賛またはバナ広告のお願いなどにより、財源を確保すること。一方、管理費の削減などを行い、体力に見合った映画数の配信を行うこと。そして現状の活動を維持することが、当面の結論。
実は、先日も家電メイカーが出資したある配信会社からのアクセス。この会社はハイビジョンテレビにアダプターを介して、上質の画像を広告付き、または作品単位の課金性で画像を提供するシステム。劇映画であれば、このシステムの可能性も、しかしドキュメンタリ映画の限界がここにも。話し合いも、その後保留に。
なお上記の課金化、補助金の申請など以外と版権などを加味した上で、収入源としての情報、アイデア等をご存知の方は、是非お教えください。