2009年 01月 10日
上皮細胞増殖促進(EGF)が羊の毛刈に活用
マウスの顎下線に上皮細胞増殖因子(EGF)が含まれており、しかもオスマウスのみ多いとことから、一時期、大変脚光をあびる。歯科大学時代の数年、小生もこの研究にはまっていたことも。約30年前の話である。さらにこのEGFは牛の初乳に多く、動物の成長に重要な物質ではないかと考えられていた。
当時、EGFは顎下線から生成、その後、リコンビナント化が可能となり、大々的に研究には用いられていた。しかし依然として高価(1,000万円/0.5グラム)であると聞く。最近、銚子の老舗醤油メイカーが、敷地内の土壌中の菌を使ってEGFを大量に産生する方法をを発見。一挙にコストダウン化がおこる。
そのEGFがオーストラリアで羊の毛刈りに使われているとのこと。EGFを羊に注射2日 後、皮膚が増殖、羊毛がシャツを脱ぐ如く、簡単に収納できるとのこと。2倍の効率、収納量も多く、バリカンによる傷もなく、全てよいとのこと。関係者の素晴らしい発想力がこの結果を。

科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
