2009年 01月 28日
松浦真也のL/Dブログで科学映像館を2つの映像アーカイブスとして紹介される
今回は、科学映像館を素晴らしい2大映像アーカイブスと評価していただいた松村真也のL/Dブログを紹介したい。
松浦氏はブログの中で「インターネットの出現で、情報のありようが2つの面で変化した——そう私は考えている。ひとつは同時性。あらゆる情報が瞬時に拡がり、共有されるようになった。
もうひとつが通時性。ネットに貯蔵された情報はすべて等価であり、どんなに古い情報も、埋もれてしまうということはなく、瞬時に引き出すことができる。」と述べられる。そして以下の2サイトを紹介される。
その一つは朝日ニュース昭和映像ブログ。昭和30年代の、ニュース映画のウェブ配信。
そしてもう一つが科学映像館。
「こちらは昭和20年代以降多数作られた科学映画の映像をネットで公開している。制作大手の岩波映画の映像が収録されていないのが残念なのだけれども(何か権利関係の理由があるのだろう)、僕らの先輩が科学というものをどのように映像化してきたかを、一望することができる。」とご紹介していただく。
さらに「こちらは、スタッフロールがしっかりしているので、思わぬ作曲家がとんでもないところで映画音楽を付けているのを見つけるという楽しみもある。」と。
岡田、小林さんらは、映画を総合芸術とし、武満徹、一柳惠氏らに作曲を依頼。多数の名曲が。しかし音楽のみのテープがほとんど現存していないのは、とても残念。
最後に松浦氏は、「こういう過去の情報を、誰でも閲覧できる形でののアーカイブ化は、社会の基礎的な情報インフラストラクチャとして、とても大事だ。」と結んでおられる。
オーハン映画も多く、何とか文化庁などの肝いりで、早く何とかしてもらいたい。1NPO法人の力では、何ともしがたい感じ。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2008/06/2_1715.html
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