人気ブログランキング | 話題のタグを見る

昨日拝借した映画[もんしろ蝶」などは、戦前の映画らしい


  昨日お預かりした3作品は戦前、1930年後半、小林米作さんらにより十字屋で撮影された貴重な映画らしい。吉原順平氏の「ショートフィルム再考ー映画館の外の映像メデイア史」によると、教材映画の制作に、銀座で楽器、レコードなどを販売していた、十字屋が大きな役割を果たしたようである(現材も映画製作以外は銀座に存続)。詳細は、(http://www.eibunren.or.jp/SF/SFII1(3-7).pdf#search='十字屋%20映画製作)

   十字屋の代表者倉田繁太郎氏は、1934年国産の16mm映写機を製作、販売。とともに小学生用の教材映画シリーズ「理科映画大系」25作を1939年に完成。製作者には小林米作,鈴木喜代治氏らが参加している(小林氏昭1938年入社)。第2次大戦直前である。今回の映画はこの大系中の作品のようでる。

  小林の生命科学映画制作の原点はここに。小林氏は、その後、日本映画社から、報道カメラマンと東南アジヤへ。戦後、東京シネマ社、ヨネプロなどで岡田桑三氏らと、ミクロの世界に。そして世界に冠たる数々の生命科学映画を制作、科学映画の父と。

 本日米作氏のご子息健次氏は「もんしろ蝶」、「地蜂」、「かえるの話」についてはご存知で、大変懐かしい映画であると聞く。も一点、注目すべきことは、大阪毎日新聞社が、学校で巡回映画会を企画したことであるとか。

 ランキンラグに参加しています!昨日拝借した映画[もんしろ蝶」などは、戦前の映画らしい_b0115553_11411833.gif
by rijityoo | 2009-04-18 18:20 | Comments(0)