2009年 06月 16日
今後の配信映画について
科学映像館では、毎週木曜日に新しい映画をお送りしている。さて今週の予定であるが、芸術文化振興資金によりヨネプロダクシオンが制作した「ばさらの時代」 である。
文部省選定 優秀映画鑑賞会推薦、
「ばせらの時代」についてヨネプロ代表の大沼氏は以下の様に述べている。
「鎌倉幕府が倒れ、南北朝の動乱が始まった時代は、歴史の大きな転換点となった。
政治、社会、文化の全般にわたって、きわめてドラマティックな変化が起きたのである。
「太平記」も、まさにこの時代の物語である。
この時、婆娑羅(ばさら)の風潮が一世を風靡した。常人とは異なる衣装、振舞で耳目を集め、奇抜な生き方をしようという流儀である。能、華、茶、の文化も、この婆娑羅のなかで原型を作り上げた。
この映画は、当時の絵巻物、屏風絵、文書、史跡、さらに幻想的シーンなどによって、この時代の風俗、出来事を描き、スクリーン上に婆娑羅のドラマを甦らせる。これは、現代人の感性の源流を訪ねる試みともなるだろう。」
さらに来週以後の配信映画は、1936年十字屋制作映画の「地蜂」、学研の処女作(1960年代)、「かにの一生」などを予定している。ご期待下さい。