2009年 06月 24日
明日から理科映画大系の「地蜂」を配信
撮影現場は、長野県の南部八ヶ岳とある。長野県出身者によると、地蜂は地中に大きな巣を作る。かえるの肉で蜂を呼びきよせ、蜂につけた真綿を眼印により、地中の蜂の巣を見つける。セルロイドを燃やして巣を確保。子供の遊びであり、また蛋白源確保と、生活の一部でもあったらしい。蜂の習性を利用した遊びと実験。
私の生まれた四国では、地蜂は見たことも聞いたこともなかった。小さい巣から得た、蜂の子を川釣りの餌によく使ったものである。はやなどの釣りには、素晴らしい餌であった。関東では、すずめ蜂はよく聞きかれ、専門の巣の撤去者もいるとか。「地蜂」、1930年の後半に制作されたものであるが、構成もよく、実生活と密着した内容で興味深い作品である。
長野出身者から、早速、映画について補足のメイルが入る。巣の採集時期が地域により異なること。火薬はあまり使用しなかった。手回しの撮影機でよく蜂の映像がよく撮れていること。蜂はもっと高く飛ぶのではとの疑問も。ご参考に。