2009年 06月 28日
科学映像館と「68の車輪」
「68の車輪」は、科学映像館の配信映画とは少し異なった内容のこともあり、永く寝かしていた作品。ところが、配信翌日、視聴1,000回の結果となり、科学映像館全体の鑑賞者数も10倍に押し上げる。配信を開始以来の視聴回数は、実に2万6千回。この切っ掛けは2チャンネルに書き込まれたことらしい。
この作品はこれまでの作品選定を変換することになり、幅広い作品の配信映画へと。サーバーも共用から、多くの鑑賞者に対応できるよう専用サーバーへと。
この映画は、日立の茨城工場で製作した大型変圧器(300トン)を、常磐線と日通の特種な貨物で運ぶ作業を映像化したもの。道路のの確保、橋の補強、時速20キロ、7日間の筋書きのないドラマ。その裏には、幾多のエピソードも。照明器具を急遽、運ぶ担当者、自動車を見守る沿道の人たち、これぞドキュメンタリー映画。計算尺の時代の作品。是非ご覧いただきたい。撮影の舞台裏はこちらから。(http://www.kagakueizo.org/2009/03/post-12.html)