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久米さんの科学映像便り

300作品を配信


  9月3日配信の「カブトムシの研究」で、配信映画数は300作品となる。よくぞここまで配信ができたと感激。そして配信を許可していただいた関係者に感謝。最初、生命科学のみの配信を考えていたが、半年後、他のジャンルの作品も配信。そして多くの鑑賞者に支えられ、300作品の配信へと。

  また配信映画の制作年次も、多くの方のご好意により、古い時代の映画も相当多くなる。戦前作品が7作品。「昭和初期 9.5mm映画]は根強いファンが。また最近配信している「理科映画大系」は、理科教育への映像活用の一端を垣間見る資料と。「地蜂」は作品としても興味深く、多くの関心が。

  1950年ー1970年代の作品が約130作品。岡田桑三、小林米作、吉見泰氏らによる作品は圧巻である。科学映画にミクロの特殊な撮影方法が持ち込まれた「ミクロの世界」、「生命誕生」は世界に冠たる作品であり、その後の生命科学映画制作に大きな影響を。当時は産・学の支援による作品が多く、学問的にも高い評価が。音楽も一柳慧氏らにより作曲され、時間的にも予算面でも余裕を持って制作された作品が多い。

生命科学以外の作品、例えば「潤滑油」、「ガソリン」、「鋳物の技術」、「川崎重工業」、「68の車輪」など戦後の産業に焦点を当てた秀作。また昔の暮らし、農業、漁業など幅広い作品が脚光をあびている。さらに芸術、神事なども、例えば「葵祭」、「沖縄久高島のイザイホウー」なども貴重な映像と言えるであろう。

  この時代は科学映画、教育映画が相当制作され、活用されたと聞く。しかし,その活用も少なく、秀作が相当秘蔵化しているのではと思う。残念なこと。1980年以降の作品も140前後となる。

  今後の配信予定は、学研が1950年代後半に制作した理科教育映画、12作品。熱帯と亜熱帯の公園と植物園、沖縄の自然と生活などの40作品である。ご期待を。
  
by rijityoo | 2009-09-06 06:39 | Comments(0)

今なぜ、科学映像館か? その舞台裏を語ります。