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4年目を迎えるNPO法人科学映像館(その5)

博物館、図書館では、2,3千本の16mmフィルムを保存、活用している施設も多いと聞く。デジタル化すれば効率的に活用でき、保存面でもいいと思うがとの質問へ。その答えはまったく同じもの。予算、著作権、肖像権と監督諸官庁の許可などの返答。そこには独特の文化を感じる。

民間とうまくタイアップしてDVDを作成し、活用を始めている施設も耳にする。群馬県のあるセンターでは、フィルムのボランテイによるデジタル化。70年前の寄贈フイルムを民間の協力で縮小版を作成し、無料配信とDVDの実費提供。またある県立図書館には文化財の保存に民間人が活躍されている。科学映像館も長野県庁など所有フィルムのデジタル化と配信を行なっている。しがらみを越えた関係者の決断を要望したい。

予算面といえば、当科学映像館の運営費は、NPO法人が故、多くの関係者の支援を得たが、昨年は200万円強である。この費用でもこれだけのことが。関係者が一歩踏み出すことからすべては始まる。
by rijityoo | 2010-03-29 07:53 | Comments(0)