2010年 04月 13日
昨晩届いた遠藤日記から
今回は横浜市立大学国際総合科学部環境生命コースの「創薬科学」の週1回の講義についてである。単なる知識の伝達でなく、これこそ本当の講義ではと思い、ご参考になればとご紹介。(少し省略したもの)
「横浜市大・金沢八景キャンパスまでは片道2時間以上かかりますので、10時半から僅か1コマ90分の講義なのですが、朝は通勤通学ラッシュに揉まれて出掛け、昼食を済ませてから帰宅するまで、大袈裟に言えば、ほぼ1日がかりの仕事になってしまいます。
でも、今日行ってみましたら、授業開始時刻10分前に小教室は既に60名程の学生さんで一杯になっていまして、少しお歳の外国人留学生一人を除けば全員が3年生中心の二十歳前後で、しかも女子学生が半分以上ときているのですから、早や傘寿ともなった小生にとってこれ以上に若返りの妙薬はありません。
ですから、安給料もまあ我慢というよりか、いや実は、それ以上に結構楽しい想いをさせていただいていることになります。
それで、講義プリントとしては、決して学生さんに ”毎年同じなんだろう” なんて言わせないよう、つい先日2010年1月20日に発行されたばかりの「医薬品クライシス――78兆円市場の激震」佐藤健太郎 著 (株)新潮社 [新潮新書 348] 、207頁 ¥700という新刊書籍もちゃんと採り入れた改訂新版を配布しました。」
しかも学生さんの感想文を参考に次回の講義を準備される。また試験も講義の理解度だけでなく、現在の問題点について解答を求めるとのこと。学生さんにも評判の高い講義になっているようである。