2010年 10月 12日
仮配信映画のお知らせ
国宝金色堂は数少ない12世紀の建築としてまた優れた工芸技術の作品として我が国文化財の至宝である。建築以来始めて解体修理が昭和37年から7年間にわたって行われた。この映画は、その修理の記録である。
6ミーター足らずの小さい建物であるが、総工費1億5千万円余り(昭和37年)、わが国一流の学者
専門家の総力を結集し、優れた技術者の努力と執念によって、困難な修理事業を完成させ、ついに850年前の、藤原三代の栄華の昔をよみがえらしたのである。
こうして修理された金色堂は、そのまま後世に至るまで、格調高い平泉文化を伝えていくだろう。
企画:中尊寺/ 協力:文化庁/製作:日映科学映画製作所/製作協力:中尊寺修理工事事務所、東京国立文化財研究所/指導:国宝中尊寺金色堂保存修理事務所
カラー 44分30秒
(スタッフ)
製作:片田計一/脚本:中村麟子/演出:中村麟子/撮影:中山博司、石原保/
照明:藤江良代/音楽:長澤勝俊/解説:平光淳之介
(受賞)
70'教育映画祭最高賞/優秀映画鑑賞会特別推薦/文部省選定/東京都教育映画コンクール金賞