伝承館「3」今でも残る英字の看板や子どものいたずら書き
何時の時代でもじっと待っていられないのが子ども。診察を待つ子どもたちは、待合室や玄関の壁などに、釘や木片で絵を描いたり、名前を書いたりして遊んでいました。
三郎博士が、「上手に描けたな」と誉めたのがはじまりで、絵の内容もどんどん進化していったそうです。これを見ると、三郎博士の子どもへの眼差しや人となりを感じる事ができます。
入り口には、「杉浦医院」と浮き彫りした木の看板と英字で「Dr Sugiura's Office Physician]と描かれた看板が掲げられています。杉浦医院が第二次世界大戦後、進駐軍の医療関係者の講習の場となっていたため、英字の看板が必要だったのです。