2010年 12月 19日
伝承館(10) 当時、地方病の特効薬・スチブナールを投与していた
建造博士は、全国の地方病発生地に共通して、カワニナ(巻貝の一種で宮入貝によくにている)という貝が生息していることに気が付きました。そして、明治42年にこの貝と地方病の因果関係を示唆する論文を吉岡順作医師と発表したのです。
地方病の原因と感染経路が特定できると、大正12年に治療薬「スチブナール」が開発されました。この薬は、体への負担が強かったため、副作用から来る患者の苦しみは大きなものとなりました。
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