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伝承館(12)「慢性型」の地方病は、自覚症状がほとんどない

感染してから2,3カ月すると、「慢性型」に移行するケースもあります。多くの場合、肝硬変を起こすことが知られています。この段階になると、腸面膜が萎縮し、腹水がたまって、お腹が膨れ上がります。さらに進行ると、手足はやせ細るのに、お腹はますますふくれ、吐き気や下血を繰り返して、死にいたります。

虫卵は、腸から門脈を通って肝や脳にも流入します。そして、血管を詰まらせて炎症を起こし、肝硬変や脳障害を引き起こすのです。

昭和22年10月、昭和天皇陛下が宮入貝生息状況を視察される。
by rijityoo | 2010-12-20 19:13 | 伝承館(13) | Comments(0)