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遠藤先生のメイル「人類の名のもとに」で想ったこと。

遠藤浩良先生から、以下のメイルをいただく。 

「田圃の導水路の宮入貝を駆除すべく、米軍が指導して水に溶いた農薬を
用水路に注入しているところの画面で、その農薬の袋には「ペンタクロロフェノ
ール」と書いてありました。

  これは、あまり毒性が強すぎて細胞を殺してしまうためか、発癌性こそ認め
られていないようですが、抗菌性や抗かび性はものすごく強いです。薬としては
後に水虫薬として軟膏が鳥居薬品から発売されました。でも、効くことは効くの
ですが、皮膚までただれてしまって大変な薬でした。

  (中略)

  ですから、宮入貝駆除作業に従事した農民の中には、この農薬による中毒
に苦しんだ人が居たかも知れませんね。

  環境問題がかまびすしい現在、河川、湖沼、地下水といった環境水の化学
物質による汚染は今や世界的な大問題になっているので、甲府盆地のこのよう
な話は今ではとても考えられないことです。

  その意味では、この映画は逆に環境問題の勉学の資料になるかもしれませ
んね。」



  






by rijityoo | 2010-12-26 07:26 | Comments(0)