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「振動の世界」に多くの訪問者

最近、映画振動の世界に多数の訪問者が、特に再生回数が異常に多い。昨日4人で147回再生。今月は229人が909回再生し、9時間観賞。こう言った利用の仕方もあるのかなと。

この映画は、大自然の振動、波と船、地震と建物、風と吊橋、大気と自動車、レールと鉄道車両、機械と振動、振動の利用など、現代の科学技術がどのような振動と取り組んでいるか、また、どう対処しているかを描く。振動の応用面にまでふれている。

特に1940年11月7日、振動工学史上の一大事件が起こる。世界第3位のつり橋タコマ橋(米国)が、風速わずか19mの風で共振し、崩壊した映像である。当時のニュウス映画の映像ではなく、近隣の写真屋さんが撮影した貴重な映像。個人的に使用権を交わしたとのこと。丁度このころ日本では、つり橋の建設計画があり、一時工事を中止する事態となる。工学部の授業でもよく使用されたと聞く。

レールと鉄道車両でも、北海道で脱線事故があり、諸種の防止実験が行われていた時期であり、貴重な資料満載の映画である。

下記のように多数の賞を受賞している。

教育映画祭企画賞
キネマ旬報文化映画ベストテン第4位
東京都教育映画コンクール金賞
科学技術映画祭入選
日本産業映画コンクール奨励賞
by rijityoo | 2011-05-09 07:53 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)