2011年 11月 05日
再生回数の推移から4年半を振り返る(その4)
JA映画のほとんどは山岸氏が中心になって製作、その数は1,000本を超えるようである。全農連映画会社の社長も務めていたが、現在は引退し安曇野で有機農業を。そして奥さんと民宿を営む。
安曇野に移った後も映画制作を。全て現在の農業をなんとかしたいと、一貫している。現在話題のTTO問題にも通じるものがある。
安曇野時代の作品は「君のふるさとに太陽がのぼった」、 「怒りの大地」と「賀川豊彦の生涯」などで、「68の車輪」のカメラマン春日友喜氏の紹介で山岸さんとコンタクトし、以上の3作品の許諾を得て、配信中である。
送られてきた資料を見てびっくり、山岸さんは大竹しのぶのデビュウ作、「あゝ野麦峠」(山本薩夫監督)の制作者でもあった。
奥さん山岸 昭枝 は「ちゃんめろの山里」で第13回読売女性ヒュウマンドメンタリ大賞を受賞される。また彼女の『たべもの日誌』はwww.hone-kenko.org骨の健康づくり委員会あきえの安曇野の便りでご覧になれる。
かような異分野の方との交流も、この活動の支えでもあり、また楽しみででもある。
《プロフィール》
やまぎし あきえ
1928年福岡県生まれ。北京日本第一高等女学校卒業後、帰国。1985年より長野県北安曇郡小谷村に移住。夫とともに100羽の鶏を飼い、有機肥料・無農薬農業で自給自足の生活を始める。
1992年より兄の中薗英助(作家、1993年読売文学賞、1995年大佛次郎賞を受賞)が主宰する同人「記録者の会」に入会。1992年『ちゃんめろの山里で』で第13回読売女性ヒューマンドキュメンタリー大賞カネボウスペシャル入賞、TVドラマ化。1998年3月『遥かなる山里の小さな話』(青春出版社)を出版。