2011年 12月 01日
作品の配信まで
しかし、これまでに多くの著作権者、企画者とその関係者に配信の許諾をお願いしてきた。しかしそれぞれの事情もあり、許諾をいただいたのは20数関係者に過ぎない。映画は小さいモニターではなく、暗いホールで大きなスクリーンで見るものとか、ウェブ配信は信用できないとか、会社の哲学とは合わないとか。電話での交渉では、当然のことかもしれない。しかし、根気よく話している内に、次第にご理解、ご提供いただくこともあった。
東京はずれのご自宅まで伺ったこともあった。そして次々お宝の映画を8作品ご提供いただく。彼は自分でフィルムを東京光音まで必ず持参し、スーパーを納得するまで手直したこともある。彼にとっては、それぞれの作品への思いが一杯の貴重な財産でなのである。しかしデジタル復元しないと見ることが出来ない現実も。
一般的には、配信の許諾が得られそうになると、東京近辺の方には東京光音にフィルムをご持参いただく。持参者も当分見る機会もなかった作品。お互いに試写してデジタル復元の有無を決め、配信許諾へ。これでやった一作品の配信が決まる。これからはデジタル復元と運営費、そして毎週の配信と・・・。