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満5年を終えて(11)

岩波映画の作品が配信映画に含まれていないのは、残念だとのブログを目にする。我々が配信している岩波映画は、わずかに4作品である。多くの名作を世に送り出した岩波映画の作品は、日立製作所に売却されたが、日立も保管しかねて2007年、東京大学と東京芸大に寄贈、NPO法人記録映画保存センターが管理しているようである。

しかしこれらの映画は、東大で時々、上映されているようであるが、デジタル復元して積極的に活用しようとの話も聞かれない。大変残念なことである。

この5年間に、多くの製作会社、企画、博物館等の関係者と交渉を重ねるも、我々の活動を理解し、配信を許諾されることは至って少ない。企画会社は承諾されるも、製作会社がだめのこともあり、また逆のことも。

日頃、関係の深いある企業も、正式に配信許可をお願いすると、講習会に使っているのでとかの理由で断りの返事。配信すれば、宣伝の一助にもとなると思うのだが、本当にはがゆい。よく耳にするお役人の返事そのもの。

企業よりも行政機関が関係した作品は、まず配信不可能である。東京のある区の教育員会が企画した作品、支援団体の許可が必要とのことで、2年間、デジタル化した作品は事務室でさみしく返事待ち。行政機関に関係した、博物館等の返事はどこも同じで、文化庁の、県知事の、はては肖像権を理由に、配信の許諾が下りない。

地元埼玉県のある博物館から、県内の伝統工芸、神事、祭りなどを撮影した60作品のリストをいただくも、配信の許諾は下りない。しかも大半が無編集、永遠に倉庫に眠ってしまうかも。ある県の担当者からも、200作品のリストが届く、しかし、同様に理由でお断りの返事。

税金で製作した作品こそ、もっと前向きに公表し、活用すべきと思うが、如何でしょうか?公平、透明性、公表と言う言葉がむなしい。予算の裏付けも必要かもしれないが、新しい仕事を始めたくない、お役人の・・・・・。
by rijityoo | 2012-04-15 00:00 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)