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満5年を終えて(その18)

先ほど伝承館に電話を入れると、種々のことが話題となる。根津さんの映画、「よみがえる金色堂」などなど。
その中で最も科学映像館との距離を近くしとこは、「人類のなのもとに」の発見らしい。

この映画は山梨県/米陸軍第406総合医学研究所/山梨県中巨摩群昭和町が資料を提供し、日映科学映画制作所が製作し田作品。

山梨県で多くの方が永らく苦しんだ地方病、日本住血吸虫撲滅の模様を、実話にもとづき製作される。出演者も農村の青年孝三、母およし、妹しのぶ以外、すべてご本人が登場、杉浦三郎博士自身も。地方病の映画では、もっとも古いもの。

山梨県が関与した作品にもかかわらず、県内のどの関係施設で見つからないことから、三郎博士もがっかりしていたと、お嬢様は、この映画を気にされたいたようである。中野氏と電話で、我々は長い間探している映画あるのですがの一言から、この映画がデジタル復元し、伝承館に収まったのである。

一本の電話か切っ掛けで見つかったこの映画は、杉浦健三博士親子を初めとする多くの関係者の地方病撲滅にかけた思いが、いっぱい詰まった貴重な映画である。先日映像中の方たちが集い、この映画を見ながら、昔を懐かしんでおられたとの中野氏からの伝言。それぞれの映画には、それぞれの物語があり、劇映画にはない、貴重なものであることを痛感した次第。
by rijityoo | 2012-04-17 15:55 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)