2012年 04月 19日
満5年を終えて(その22)
配信映画の教育への利用に関して話し合っているとき、申請していた年賀寄付金の助成金「教育映画の理科教育への支援事業」が採択される。先生にお願いして、配信映画の内、小中校生に相応しい作品の選定、教育映画のカテゴリを設けダブルブッキングする。とともにこれらの映画に解説文を加えていただく。
たとえば「メダカの観察」には、
<参考 活用例>
教科 :小学校 理科 五年生
指導領域 :メダカのたんじょう
活用ポイント:魚には雌雄があり,生まれた卵は日がたつにつれて中の様子が変化してかえること。魚は,水中の小さな生物を食べ物にして生きていること。
小中学校への説明には、作品リストが必要とのことで「カテゴリ別の作品リスト」を作成していただく。昨年8月上旬、美馬市内17校に映像の説明と指導を。隣接した板野郡の先生方も、国見先生宅に来られ、配信映画の内容と資料を提供されたとお伺いする。
その結果、昨年度県下の16校で映画を授業に活用。大きな成果が上がる.ここに配信映画の活用例をご紹介すると。
<一授業例>
難病患者の心をつなぐテクノロジー 後編
~ 「心語り」開発物語 ~
1.実施年月日:平成23年11月8日(火) 4時間目
2.視聴人数:3年A組 32名
3.教科・担当者:社会科・三宅弘行
4.授業の流れ
① 新聞記事を読む・・・ALS患者のまわりの人の思いを知る
② DVDを視聴する・・・ALS患者の思いを知る
NHKクローズアップ現代
“私の人工呼吸器を外してください” ~ 「生と死」をめぐる議論 ~
③ DVDを視聴する・・・「生きること」について考える
難病患者の心をつなぐテクノロジー 後編 「心語り」開発物語
本年度は倍増の予想も。麻生内閣時代、小中学校に電子黒板が導入され、話題を呼んだことがある。
しかし残念ながら、大きな成果はなかったようである。その理由のひとつは資料不足。それと新しいことへの先生の抵抗感が、あったようようである。ここを国見先生が陰ながら、うまくお指導されたことが、今回の美馬市での結果につながったと思う。これからもずうっとお世話になることは間違いない。