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記録残さぬ風土は戦後から

東日本大震災直後、多くの新設された公的的会議、委員会の議事録や記録管理の甘い管理が問題になっている。しかしこのずさんさは、緊急時でなくても、近代日本には公文書類をきちんと後世に伝える仕組みと関心がなかったと、東大客員教授御厨貴先生が、4月30日の読売新聞「地球を読む」と論じている。

御厨先生は「よらしむべし知らしむべからず」の館冶の伝統の中で、決定の経緯や根拠は軽視されてきたもの。しかもこの軽視は戦後で、戦前では「東京府会」、「東京市区改正審査会」、「元老院」などは国立古文書館にきっちり保管されているとのこと。

これには国民性も何等かの関係も?古い貴重なものを後世に残し、送り届けねばとの思いは、他の国に比べて決して強くない。我々が関係して映像の世界も同様かもしれない。
by rijityoo | 2012-05-01 07:41 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)