一緒に仕事をしてきた十亀弘子さんが、1997年にまとめた総説をご紹介します。
破骨細胞の骨代謝における役割、カテプシンKcDNAの分離、その生化学的な働き,カテプシンKの先天的欠損症と今後について等をわかりやすくまとめたものです。
その中にカテプシンKの働きを止めると、吸収窩が浅くなっている写真、即ち、カテプシンKの骨破壊における役割が示されています。
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手元に資料はありませんが、カテプシンKの先天的欠損症患者さんを病理学的調べた結果が報告されていました。この患者では、不消化のコラーゲンを破骨細胞が貪食している電顕写真を思い出します。もちろんその原因は当時は不明でした。