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科学映像館物語11.~補足

大学時代割合恵まれていましたから、一人での事務管理等は大変なことでした。申請書とか、会計とか、特に会計管理は生まれて始めとのことです。また運営費は会員、個人のご寄附、企業のばな広告、協賛金によってまかなってきましたが、このお願いも大変な仕事でした。

その中でも、ここ4年間、毎週映画を配信し続けている。これは結構大変な作業です。デジタル化、エンコードと掲載用の資料を毎週間に合わせることは本当にきつい。最近では、収集映画にも余裕がありますが、以前は何回か綱渡りの作業を行ったこともありました。

でも正月も、夏休みも、毎週欠かさず配信してきました。ウェブサイトの貼り付けは、外注ですから、業者の休みも調整もありました。いわば週刊木曜日で、定期的に発刊してきたわけです。

そういった一般の作業以外に、広報も大切ですから、新聞記事以外の依頼講演にも出かけました。遠くは四国そして神戸まで。そのなかで、2008年初夏には、岩波書店から原稿の依頼がきました。「シリーズ日本のドキュメンタリー」編著佐藤忠男氏です。この本は全5巻とDVDボックスから成るもので、2年が掛かりの中々の企画でした。

第1巻:ドキュメンタリーの魅力、第2巻:政治・社会編 第3巻:生活、文化編、第4巻:産業・科学編、第5巻:資料編からなる企画。その第4巻に当法人の副理事長岡田一男氏とともに書かしていただきました。

私に与えられたのは「小林米作氏の科学映画から骨の研究へ」と「NPO法人科学映像館設立への想い~映像遺産を守り、楽しみ、生かすために」でした。大学時代には想像しがたい、異分野の世界ですが、我々の活動を一人でも多くの方に知ってもらいたいとの懸命の仕事でした。
by rijityoo | 2012-10-24 13:34 | 科学映像館物語(18) | Comments(0)