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遠藤日記が届きました

「遠藤浩良です。

  医療従事者の独りよがり、思い込みは予想外に多いと思います。以下も、
その典型例でしょう。大いに気を付けたいものです。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2012/11/28/162454/?portalId=mailmag&mmp=RB121130&mc.l=4545476
「処方薬の飲み残し」の確認で患者と薬剤師にギャップ  薬局新聞 11月28日(水) 配信
残薬の確認で患者と薬剤師に大きなギャップ 
                  ファイザー「処方薬の飲み残し」実態調査

 薬剤服用歴管理指導料に厳しい視線が注がれそうだ。このほどファイザーが実施し
た『「処方薬の飲み残し」に関する意識・実態調査』によると、残薬 確認をされたと意
識している患者は全体の4分の1程度に留まっている一方、薬剤師の9割で確認を取
ったと回答しており、患者と薬剤師の間には質疑に対する 認識に大きなギャップがあ
ることが浮き彫りになった。調査は生活習慣病患者・医師・薬剤師の合計500人を対
象として行われたもの。

お薬手帳の有効活用も課題に
 薬剤服用歴管理指導料は、今春の調剤報酬改定の際に設定された項目で、要件
として設けられている全ての行為を実行した場合に限り算定できることと なっている。
アンケートは要件のうち、「患者ごとに作成された薬剤服用歴や、患者又はその家族
等からの情報により、これまでに投薬された薬剤のうち服用していないものの有無の
確認を行うこと」について、患者と医療従事者の認識の齟齬が見られたものだ。

 同社アンケートによると、生活習慣病患者300人を対象に、「今年4月以降に生活
習慣病の薬について、残薬があるかどうか薬剤師から質問されたこ とがあるか」と尋
ねたところ、「十分確認された」5%、「ある程度確認された」19%の合計24%程度に
留まった。しかしながら薬剤師に同じ質問をしたと ころ、「十分確認した」15%、「ある
程度確認した」76%の合計91%がチェックしたと認識しており、患者との感覚に大き
な隔たりがあることが示唆され た。薬剤服用歴管理指導料の算定のために実施して
いる行為が、患者には十分に伝達していないことが窺い知れるものとなっている。

 同調査について慶應義塾大学の福島紀子教授は、「例えば薬剤師は直接的に聞か
ないで残薬確認のアプローチをしている場合がある。つまり医療従事者 と患者の間に
あるコミュニケーション齟齬の可能性がある」と分析。そのうえで「コミュニケーションの
齟齬の解消は一義的に医療者側に責任がある」と付け加 え、患者に寄り添ったヒアリ
ングが重要との見解を示している。」

   
by rijityoo | 2012-12-01 11:33 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)