2012年 12月 26日
フィル時代の貴重な作品の収集・複製と保管に皆様のご協力をお願いします。
わたくしどもはフィルム時代の貴重な記録映画、特に科学映画を発掘・収集し、本格的にデジタル化複製して保管する。とともに、ウェブ上で無料配信してこれらの作品を知ってもらい、見てもらい、生かしてほしいいと、2007年4月に「NPO法人科学映像館を支える会」を設立しました。いわゆる誰でもが、どこでも、いつでも、自由にこれらの作品を見ることができる空間劇場を構築したのです。
現在、約650作品を収集デジタル化して、そのうち532作品をウェブサイトNPO法人科学映像館で無料配信しています。これまでに多くの方がこれらの映画を閲覧し、また生かしておられます。
しかしながら、今までに収集しデジタル化した作品は、科学映像館の趣旨に賛同された東京シネマなど数社(制作会社)により主として提供されたものであります。これまで記録映画を過去制作された会社に直接・間接的に配信の許諾をお願いして来ましたが、それぞれの会社には、それぞれのお考えもあり、なかなかご提供いただくにはいたっておりません。
第二次大戦後、10数万作品の記録映画が制作されたと「記録映画の保存・活用研究会」から報告されています。しかし、これらの映画はそれぞれの制作会社、企画会社、図書館などで、その目的を果たすことなく、朽ち果て、死蔵化の一途をたどっている作品も少なくありません。皆様のご理解、ご支援で少しでも多くの作品を保管し、生かし、未来遺産にしようではありませんか。ご協力をお願いします。もう少し詳しい内容は小生の拙著JST発行「情報管理」9月号科学映画を守る 記録映画の保存と活用をご覧下さい。