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明治39年岡倉天心が日本美術院の本拠を五浦海岸移し、  六角堂を、しかし今回の津波で消失・・・

五浦海岸の波音
明治39年岡倉天心が日本美術院の本拠を五浦海岸移し、  六角堂を、しかし今回の津波で消失・・・_b0115553_17572668.png

製作:東京シネマ新社 企画:日本ビクター 
1998 カラー 7分56秒
 
 茨城県北茨城市の五浦海岸は、緑の松林を背景に五つの入り江が開け、明治39年(1906年)に日本近代美術の父である岡倉天心が日本美術院の本拠を移し、横山大観や下村観山らと作画活動を行った地である。
  
 海に突き出た断崖の上には、天心が建てた六角堂があった。彼はここで太平洋を眺め、波の音を聞きながら思索したという。
  
 「五浦海岸の波音」とは、六角堂周辺の断崖と、太平洋から打ち寄せる波とがぶつかる音で、時にはやさしく、時には激しく、その時々の自分の心を表しているように聴こえる。断崖に砕け散る波しぶきや、小さな貝を運んでは引いていく波の音、松林をわたる風の音が共鳴する自然の音のハーモニーは、まことに心地よい。
 なお、五浦海岸の六角堂は津波により消失したとのことです
 
by rijityoo | 2013-02-05 17:57 | Comments(0)