久米さんの科学映像便り
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プロフィール
科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
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現在、外部の映像取材が許されていない石垣島川平の節祭(しつまつり)の内容を収めた貴重な作品
石垣島川平のマユンガナシ
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撮影:東京シネマ新社
1984年 38分 
伝統文化財記録保存会
財団法人 下中記年財団EC日本アーカイブズ

石垣島川平集落には、来訪神信仰に基づく祭祀が今も伝承されている。現在の川平集落では、祭りの妨げになるとして外部の映像取材を許していないので、節祭(しつまつり)の全容を本格的に記録した本映像は、非常に重要なものとなっている。節祭は、農業暦のうえで稲作における1年の終わりと次の年の始まりとなる収穫の終わった、旧暦の9月に行われる。その大晦日の晩に、村人に助けを求める難破した旅人の姿で来訪神マユンガナシが出現する。

川平集落上の村では、とりわけ貧しかった南風野家(パイヌヤ)が、来訪神を救って福を授かったとマユンガナシの始まりを伝承しており、マユンガナシに扮した村の若者が南風野家を始め、家々を巡って、祝福の神の言葉(カンフツ)を唱え、家々から歓待を受ける。マユンガナシが若者を中心とする男性の祭りであるのに対して、節祭の中心は、女性神職である司(つかさ=沖縄本島のノロにあたる)を中心とする家庭の主婦たちである。若水を家に持ちかえり、司に新年の吉運を占ってもらい、芸能で新年を祝い、やがて司らは村人とともに祝った神々を、地平線のかなたの神の国に送り返すため、底地(スクジ)浜に行き、紙送りの儀礼を済ませて村に戻ると、村人一同の盛大な歓迎を受ける。
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by rijityoo | 2013-02-14 17:35 | Comments(0)