2013年 03月 09日
BS1スペシャル「波のむこう~浪江町の邦子おばさん~」を見て
浪江町で生まれ、育ち、英国に10年在住の邦子さんのめいが手がけたこの作品は、浪江町に育ち、自分たちも原子力発電所を誘致に賛成し、いまでも東電様と呼び、一方で原発反対と叫ぶ自己矛盾を背負いながら葛藤している浪江町のみなさんを通して、映像は進行します。
邦子おばさん立ちの「自然災害は許せる、しかし人災は・・・・・」、「帰りたいけど、帰れない」、せめて「死後でも浪江に帰りたい」と、葬祭場建設を企画している邦子おばさん。
現政権と財界人は原発再開を叫んでいる今日、現発事件でこんなに悩み、苦しみ、もがいている人たちがいることを。この事故を風化さしてはならないと強く感じた作品でした。