2013年 03月 11日
小林米作さんが記録映画の世界に始めて顕微鏡を持ち込んだ作品「生きているパン」
製作:日本映画社
1947年 18分
スマトラ、メダンのコダック社で、現像、撮影を学んで帰国した(1935年)小林米作は十字屋に入社、細菌物語りー病原体編(1941年)を撮影。誰も見ていないものを写したいとの探究心が顕微鏡の世界に。その後、南方都特派員としてジャワに派遣される。戦後日本映画社に復帰、ここで最初に撮影した科学映画が生きているパンである。顕微鏡微速度撮影の技術を屈指して撮影した本格的な作品である。以後、岡田桑三氏の東京シネマ社に移り、生命誕生、ミクロの世界など不朽の名作を岡田氏、吉見氏らと制作。これらの名作の原点は生きているパンにあったのではと。この映画の配信は現日本映画新社のご理解とご協力によるものである。