2013年 05月 18日
ユリノキをご存知ですか


ユリノキは非常に背が高くなる樹で原産地の北アメリカでは高さ50m以上になり、北アメリカ先住民はこの木でカヌーを作ったという。日本には明治時代初期に渡来したとされる。新宿御苑には日本で最初に植えられたユリノキがあり、樹齢100年以上、樹高35m、直径1.2mになっているという。
別名のハンテンボクは葉の形が半纏(はんてん)に似ているからついた名前らしい。現在は半纏に似るというより Tシャツの形というほうがピンとくる人が多いかもわからない。
同じモクレン科のタイサンボクのように背が高い樹種であるため花が咲いていても気づきにくく、花を見つけても見上げるような高い場所にあることが多いので花のようすを詳しく観察するチャンスは少ない。