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朝日新聞元記者木村繁氏が1980年にまとめた「サイエンス最前線」が届く

この本が東京文映社長の土屋祥吾氏から、届く。地熱利用から「がん」撲滅まで、広い分野の方に直接お会いし、まとめた内容の濃い本である。30数年前にまとめられたとは思えない。例えばエネルギー対策では、アルコール燃料、波の力、地熱発電,太陽熱と核融合への道まで。

第5章病気との闘いでは、土屋祥吾氏が製作した「地方病との斗い 第一部」が取り上げられている。科学映像館でも配信している。この映画は第20回科学技術映画祭の入選作品。

東大医科研で開催された熱帯病のセミナーに出席していた、イカリ消毒株式会社の専務が日本住血吸虫を知り、東京文映の土屋氏に映画の製作依頼したことに始まったとのこと。

100年前にこの病気はミヤイリガイが中間宿主である寄生成虫によろことを宮入博士が発見。山梨県の住民、医師杉浦健造、三郎父子と行政が一体となってやっと10数年前に撲滅されたもの。多くの資料をもとにまとめた映画が「地方病との斗い」である。

この姉妹編にhttp://www.kagakueizo.org/2010/11/post-322.html「日本住血吸虫」があり、この映画は科学技術映画祭で内閣総理大臣賞に浴している。お暇なときぜひご覧下さい。
by rijityoo | 2013-07-11 07:27 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)