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「黎明第二部 建設編」など2作品を仮配信

これらの作品の配信は必ずしも好ましくないかもしれない。しかしこれは国策として行われて来たことであり、配信すべきであると判断した。負の遺産の保管も我々の勤めでもある。


(1)目でみる福島第一原子力発電所
製作:日映科学映画製作所 企画:東京電力  
1991年 カラー 23分55秒

概要
「福島の原子力」が製作された1977年から14年後の1991年に、東京電力広報室の企画で製作された。福島第一原子力発電所現地に訪れた人々を対象に作られた映画である。

原子力発電の仕組みはアニメーションで解説されており、そのあとに続く建設についての解説は、「黎明第二部」でも使われた映像をもとに構成されている。

さらに進めて発電所に勤務する人たちの仕事にも触れ、安全を担う作業員の訓練センターについても、詳しい映像を混じえて解説している。


スタッフ
製作 飯田勢一郎
脚本・演出 徳富貴昭
撮影 中山博司
照明 鈴木忠一
音楽 佐藤 啓
解説 沢田澄代

(2)黎明 第二部 建設編
製作:日映科学映画製作所 企画:東京電力
1971年 カラー 29分56秒

第一部調査編を制作した1960年から4年後、この第二部建設編は、一号機46万キロワットが完成した1971年に制作された。

その冒頭には「太平洋に臨み35mの断崖が切り立つ福島県の東海岸。この広い台地に輝かしい夜明けが訪れました。東京電力福島第一原子力発電所の建設です。」とある。

安全に対する細やかな配慮や地元との協力体制、そして原子炉内部や原子炉立屋の建設も順を追って記録している。そして、さらに燃料の装填から稼動に至るまでを丁寧な解説とともに映像化している。
福島第一原子力発電所の建設から発電開始に至る貴重な映像資料でもある。

しかしこの作品は変換が良くなく、最悪の映像となっている。残念なこと。

スタッフ
製作 片田計一
脚本・演出 奥山大六郎
撮影 沢之井喜好
照明 城戸博司
音楽 長沢勝俊
解説 川上裕之
録音 ミネオスタジオ
現像 東洋現像所
by rijityoo | 2013-12-13 16:43 | 先行配信映画(107) | Comments(0)