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今朝からのアクセスの増加はNHK放送効果

昨晩11時からのNHKBSプレミアムでの番組で,科学映像館配信映画が使用される。その結果、12時過ぎからウェブサイト「NPO法人科学映像館」へのアクセスが増加し始める。16時現在、既に1、600件を超えている。

今回の番組を見ても、映像アーカイブの大切さを感じる。福島原子力発電所は、30mの断崖を20m切り崩して建設され、今回の津波により大被害を被ったのである。昨晩の番組で使用された「黎明」と「福島の原子力」には、建設の模様が切り撮られている。

昨年末、岩手県の地方紙「東海新報」が陸前高田駅開業80周年の資料として、配信映画「昭和初期。5mm映画」を使用。この映画は昭和8年に開業した大船渡線の陸前高田駅を収録している。大船渡線は、今回の東日本大震災による津波で、壊滅状態になっており、まだ復旧のめどもたっていない。

その時代を切り撮った映像を発掘、収集し、デジタル修復、保管して、公開することの大切さ。この作業をしかるべき団体または行政機関は、本格的に取り組んで欲しい。フィルムその他のアナログ素材は年々、劣化。そして製作関係者も、現役を引退してその資料も、散逸の一途を辿っている。

収集・保管のネックの一つになっているのが著作権。50年を70年にとか、更に90年にとの話もあるらしい。現在の著作権内で貴重な映画をどう活かすのか、考えて欲しい。昨年末のある会合での話題も著作権問題ばかりでうんざり。著作権は貴重な映画を守もり、活かすためにあるものでは?


by rijityoo | 2014-01-05 16:38 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)