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国立国会図書館から科学映像が1月21日開示されました

私たちは2011年から国立国会図書館に働きかけ、1年後に科学映像館配信作品の納品が認められたのですが、このプロジェクトは、国立国会図書館も初めてのことであり、著作権処理の問題と納品事務処理の打ち合わせ等に、さらに約1年を要しました。そして2013年度と2014年度で206作品とそのメタデータを収めることが出来ました。

この度、その内の102作品が、1月21日(火)から公開されました。すなわち全国4箇所の国立国会図書館施設内での映像閲覧とデータベースの検索が図書館外かも可能となります。今回の納品は、本当に多くの方のご理解とご支援によったものであり、心からお礼申し上げます。

本日開示されたデータベースは、まずウェブサイト国立国会図書館トップページの左カラムの「国立国会図書館デジタル化コレクション」をクリックし、表示された項目から目的の科学映像へ

今回のプロジェクトは、いわば映像の閲覧を従来の図書館と電子配信機能のコラボレートであり、規模は小さいが、うまい仕組みの一モデルかも。
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この納品作業によってNPO法人科学映像館も新たな一歩を踏み出すことが出来ました。今後は製作会社の作品以外に、個人が撮影された1950年以前の作品収集など新たな活動も進めたいと考えています。皆様の先代、先々代が9.5mmや16mmフィルムによって撮影された第二次大戦前後の映像が、ご自宅の蔵などに眠っていませんでしょうか。カビなどにより異臭で、退色したフィルムもマイスターにかかれば見事に蘇ります。皆様と一緒に後世への贈り物にしようではありませんか。皆様のご協力をお願いします。

9.5mmフィルム:1922年に発売された個人映画向けのムービーフィルムの規格であり、フランスのパテ社が開発。昭和10年代まで使用されていた。
by rijityoo | 2014-01-21 00:13 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)