2014年 02月 07日
あす早朝から沖縄へ
今回の沖縄への目的は、9日に開かれる東アジア映画祭の参加である。当館配信の「よみがえる金色堂」や「東北の祭り 第3部」や「岩手は半歩歩き出す」など東北に関する映画。沖縄関係の映画では、当館から「沖縄久高島のイザイホー1」などと韓国と台湾の映画の上映も企画されている。
今回沖縄を訪問のもう一つの目的は、シネマ沖縄が立ち上げようとしている地域に密着した映像アーカイブと当館との連携に関する打ち合わせである。
各地に密着した特有な映像アーカイブのネット化は、小生が最初から描いていたものである。これまでに広島の「かぐらの杜」、上田市の「映像アーカイブ」や「長野県の映像アーカイブ」との接点はある。しかし広島の「かぐらの杜」以外は、少し動きが鈍い感じ。そのネックの一つは著作権問題である。
現行の著作権の範囲内で、どう埋もれている貴重な映画を発掘・収集して保管するのか。そしてどうこれらの映画を活かすのかを考えたいもの。著作権をなんとかしようなんて考えている方もおられるが、著作権は世界的ななもの、簡単に変えられるものではない。
著作権と肖像権にとらわれすぎると、映画自身を失うことになる。著作物の著作権問題が片付くにも10年を要したが、映画の世界はもっと複雑,しかも旗振り役も見当たらないのが残念。