2014年 05月 09日
貴重な作品配信までにはいろいろなことが
一昨日、大分県のある方がたくさんのフィルムを保管されているとの情報。制作者自身は他界されとり、娘さんが保管されているとのこと。これも今後の交渉如何であるが、礼を尽くして交渉を。
常に収集の窓口を広げてはいるが、1本の映画にたどり着くのは並大抵ではない。そこにはデジタル化と無料配信の壁も大きい。でもね、映画は見てもらって生き返るのであるが、会社、制作者、制作時の事情もあり、無料配信まで持ち込めるのは至って少ない。
無料配信に異常に神経質な方も多い。これもそれぞれの考えであり、仕方のないこと。配信により初めて知られた作品、制作会社も少なくないことも知っていただきたい。そしてデジタル化作品がメデイア回の目に止まり、海外数カ国のドキュメンタリー映画に取り入れられたこともある。
要は著作権者のそれぞれの考えであり、筆者にとやかく言う資格はないが、貴重な映画を保管し、公開することは関係者の責務であると思う。繰り返しになるが、映画は見てもらい、生かされて、初めて生き返るのである。蔵に眠っている作品を我々に預けていただければ。