「科学映像館Tooth for Movie Archive Project」の中間報告

さる10月末より活動を開始した撤去冠のご寄付ですが、おかげさまで予想を大きく上回る好調な滑り出しとなっています。これまでにおよそ50か所を超える歯科医院の先生方からご協力の回答を頂いており、11月末時点ですでに当法人の活動維持に必要な経費をある程度カバーできるほどとなっております。

特筆すべきは、この撤去冠収集へのご協力を呼びかけし、ご寄附をお願いした医院の先生方にとどまらず、さまざまな関係機関、ならびに先生方からのご協力も相次いでいることです。これはつまり、当法人の意義や活動に共鳴された方がお声掛けをしてくださっているということであり、この点につきましても深く感謝する次第です。

大変順調な滑り出しとなっているこの撤去冠収集活動に対して、私たち科学映像館はこのたび「科学映像館Tooth for Movie Archive Project」と命名し、一層本格的にこの撤去冠収集ならびにリユース活動を継続していきたいと考えています。

「科学映像館Tooth for Movie Archive Project」は、役目を終え撤去された金属冠を私たち科学映像館にご寄附いただくことで、様々な記録映画や歴史的映像をデジタル化復元し蘇らせ、映像遺産として後世に永く伝えるためのプロジェクトです。

撤去冠のご寄付は社会活動支援であり、また金属のリサイクル活動にも資するほか、協力してくださる歯科医院様のイメージアップにも繋がると信じています。私たちNPO科学映像館としても、下記のお礼をしたいと考えており、順次返礼を行っています。

１．協力いただいた歯科医院様に対してNPO法人科学映像館から感謝状を贈呈
２．科学映像館サイト（アクセス件数1,400件／日）の関連サイトにおいて、
　　　協力いただいた歯科医院様をご紹介（希望される場合）
３. いただいたご寄付に感謝の意を表したテロップを作品冒頭に記載して配信
　　　（2016年以降配信分）
４．配信映画「Prof.ギージーによる総義歯調製」（1928年制作）DVDの贈呈
５．　協力いただいた歯科医院様が院内外においてセミナー等を実施する際、当法人の
　　　配信作品を使用される場合に配信作品DVDを貸与
６．　配信映画の作品集を作成し、協力いただいた歯科医院様に贈呈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「科学映像館Tooth for Movie Archive Project」へのご理解とご協力を、今後とも宜しくお願い致します。