2016年 09月 29日
本日の配信映画は「アメリカ占領下の日本」
アメリカ占領下の日本 第1巻 大日本帝国解体
企画・制作:ウォークプロモーション 制作協力:エヌ・ツー
1995年 一部カラー 45分
1945年8月14日、大日本帝国は連合国のポツダム宣言を受諾し、翌日、天皇の玉音放送によって国民に降伏の意志が伝えられた。ドイツが激しい国内での戦闘により、殆どの戦力が壊滅して終戦を迎えたのとは異なり、沖縄を除く国内での戦闘を回避した日本は、国内ばかりでなく、中國をはじめ海外にも、大きな戦力を保持しての降伏であった。
このため、8月末から日本占領を開始したアメリカを主体とする連合国軍の最大の課題は、日本の戦力を徹底的に除去することから始まった。この作品は、米軍による撮影素材を使用して、8月下旬の占領軍先遣隊の到着に続く、最高司令官到着、大部隊の上陸、9月2日の東京湾上での降伏儀式のあと、徹底した戦力除去の過程をつぶさに紹介していく。
歴史的に貴重なシーンが網羅されているが、背景解説は映像作品という限界もあって不足感が否めない。ウィキペディアの項目「連合国軍占領下の日本」を参照されることをお勧めしたい。
スタッフ
脚本:石井健次
音楽:国本佳宏
ナレーション:澤木郁也
監督・編集:石黒典生
制作総指揮:林良久
アメリカ占領下の日本 全5巻概要
大日本帝国は1945年8月14日に、アメリカが主体となった連合国のポツダム宣言を受諾し、無条件降伏による長く続いた戦争の終結への道を選択した。アメリカを主体とする連合国は、戦後処理のため、占領軍の最高司令官にアメリカのダグラス・マッカーサー元帥を任命し、講和条約発効までの執行機関として、GHQ/SCAPと呼ばれる連合国軍最高司令官総司令部を組織した。
この作品は、GHQによる占領の主体を担ったアメリカ軍が撮影した膨大な映画フィルム、主として16mm反転フィルム、(部分的にはカラーフィルムを含む)により、連合国軍による占領と再生して行く日本を、1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効の日まで紹介していく。
第1巻 大日本帝国解体
第2巻 最高司令官マッカーサー
第3巻 東京裁判
第4巻 アメリカン・デモクラシー
第5巻 総集編 大日本帝国崩壊