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久米さんの科学映像便り

2016年の科学映像館の活動報告

2016年NPO法人科学映像館を支える会活動報告

1.配信映画と利用状況
1.1 配信映画数と内容
本年配信した映画は53作品(予定を含む)であります。その主な作品は
(1)「アメリカ占領下の日本」4編
(2)折茂肇監修 シネサイエンス製作、骨の科学映画4作品
(3)「生きものは動く-微小管の機能-(フルHD)」2作品
(4)外務省企画、古賀プロダクシオン製作「子供の四季」など7作品
(5)黒田プロダクシオン製作「ザ・サカナマン-一漁師キャメラマンの現状報告-」など7作品
(7)京都在住中山冨美子氏製作8mm映画7作品、これらの作品は中山氏のご家族が立命館大学寄贈した560作品中の7作品で、今後も予算の許す限り順次デジタル化、配信予定
(8)ウェル ドレッサーをつくる 製作:日本洋服技術者協会実行委員会 撮影:東京シネマ つくる人:関根秀吉 着る人:藤原義江 

  1.2 再生回数と活用状況
    本年度は197万回再生(昨年度の1.2倍、内You Tubeは164万回)再生され、創設以来の総延べ再生回数は900万回を超えていると思います。また配信映画は高評価が978件、低評価が14件でした。チャネル登録者が9、000人です。その中にはNASA宇宙センター、マイクロソフト等も。

ちなみに本年トップ10作品と再生回数は以下の通りです。
「東日本大震災巨大津波」宮古市市役所職員2011年撮影214267
「68の車輪」 東京シネマ1965年製作78,603
「美しき国土 その生い立ち」54,778
「蒼い記憶」山岸豊吉製作委員会製作48,835
「伝承の技と心 越前打刃物」越前打刃物協同組合製作  35,184
「日本誕生」日映科学映画製作所製作52,261
「つばめを動かすひとたち 」日映科学映画製作所1954年製作32,635
「沖縄730 道の記録」シネマ沖縄1977年製作33,168
「雪に挑む」日映科学映画製作所1961年製作19,217
「原子力発電の夜明け」東京シネマ1966年製作13,989

    TV の2次使用:「テレビ朝日夕方のニュウス」など10回
    2016,7年中学および高校電子教科書で3作品
    大学高専用教科書の使用
   
1.3使用者層について
(1)性別と年齢
男性が87%、女性が13%
13~17 18~2425~3435~4445~54 55~64 65 歳以上
女性7.30%3.90%8.90%24%21%25%9.60%7.50%
男性93%1.40%5.30%13%28%31%13%8.70%

(2) 端末 
PC,48%  携帯,29% タブレット,16% TV,5.6%
    補足
    今年も著作権処理には手こずりました。本とか音楽の様に著作権が整備されておらず、また著作権者自身、各自が勝手に解釈、これが映画の保管や公表の邪魔になっていることも多い。ひいては当館の活動にも影響があります。映画を守るべき著作権も時により映画を死蔵化に追いやる一因に。

2. 国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)事業
この作業は元館長長尾真氏のご英断で2011年に始まり、著作権処理問題および納品に関する事務処理で2013年3月に第1回の納品を行いました。今年3月までに延9回、313作品を納品しました。納品作品は国立国会図書館4施設での館内閲覧とデータベース検索が可能になり、またこれらの映画は館外からも閲覧出来ると画期的なものになりました。その間、図書館長に4回。文化庁次長と文化部長に3回お会いする機会もありました。


3. 第13回「情報プロフェッシナル」シンポジユウムで発表
当シンポは12月1,2日科学振興機構東京本部別館で開催。主催は国立研究解発法人科学振興機構と一般社団法人情報科学技術協会
後援は国立国会図書館等9学会又は協会
アーカイブセクシオン
a.「アナログ映像遺産の保存と活用―デジタルル・アーカイブ「科学映像館」の成果」 久米川 正好
b.「デジタルアーカイブの継続性と必 要性について」 東京芸術大学嘉村 哲郎
c. 「日本空襲の記憶と記録」 元NHK宮本 聖二

4.4Kデジタル化の検討
4K デジタル復元も可能な時代となり、東京光音の発表会に参加、その内容を見てきました。8mmから35mmまのフィルムのスキャンニングが可能であり、8mmフィルムにも想定外の情報が保存されているにはびっくり。4Kで復元した結果、映像の臨場感と立体感が。貴重なアナログ素材の保管には不可欠と考えらえますが、現状では2次使用の場面がなく、特に当館での使用できる可能性はないようです。そして現状では、SDの約16倍と値段であり、35mmネガ30分では約120万円とのことであり、当分は・・・。

5.広報活動
配信映画作品集と「情報プロフェショナル」シンポ予行集より冊子を作成し、関係者への配布
ブログ、FB久米川正好とFB科学映像館などのSNSにより科学映像館活動を周知
日本経済新聞大阪本社論説委員の取材を受け、来年一月に「鋭角広角」欄で掲載予定

6.運営費
本年度は一般寄付金(1,240,000円)、TFMAプロジェクト寄付金(2,765,876円)と国立国会図書館作業費(494,544円)によりまかなわれました。ご賛同いただいた皆様に感謝します。なお会計報告は2017年3月末に行う予定です。
by rijityoo | 2016-12-15 16:42 | Comments(0)

今なぜ、科学映像館か? その舞台裏を語ります。