公開中の「ジガバチモドキの観察」により観察者と制作者が・・・

当館は数年前から、ジバチモドキの観察を公開している。約2週間前にこの作品の観察者の一人（当時小学校6年生）のお姉さんから電話。彼女から制作者である東京文映土屋祥吾さんと連絡したいこととDVDを送って欲しいとのこと。土屋氏はご高齢と転居直後で連絡が不能に。1週間前に旧住所にハガキをおくり、やった昨日電話が通じ、お姉さんと・・。

ここで新たな情報がはいる。彼らは器械体操一家、大木友恵さんの甥 男子体操競技強化本部長／代表監督

水鳥 寿思

水鳥壽思は男子オリンピック体操の監督であることも。作品が取り持つ縁である。

この映画は、3人の小学生のグループの実験観察を克明に記録した秀作である。卵から成虫までの生き様の優れた観察眼と、たゆまぬ努力を映像は忠実に追っていく。この映画はジガバチの生態を明らかにしたこと、そして小学生が独自ですすめた観察は理科実験の効果を示している。理科離れの今日、自然の面白さ、感動を身をもって体験させるに格好の映像である。

スタッフ

観察者：静岡市立横内小学校　6年　大木友恵/鈴木不二子/吉川陽子
観察指導：大木丈三
解説：大木友恵

企画/脚本/製作：吉田六郎
演出/撮影：土屋祥吾
製作助手：吉田嗣郎
音楽：三木稔
録音：日本音映株式会社