2020年 04月 20日
秀作の再公開第3弾「よみがえる金色堂」
よみがえる金色堂
受賞歴
1970年教育映画祭最高賞
東京都教育映画コンクール金賞
優秀映画鑑賞会特別推薦
文部省選定
作品概要
製作:日映科学映画製作所 企画:中尊寺 1970年 カラー 44分
国宝金色堂は数少ない12世紀の建築として、また優れた工芸技術の作品として、我が国における文化財の至宝としての地位を確立している。昭和37年から7年間にわたって、建立以来はじめての解体修理が行われた。この映画はその修理の記録である。
6m足らずの小さい建物であるが、総工費1億5千万円余り(昭和37年)を投じて、わが国一流の学者や専門家の総力を結集し、また優れた技術者の努力と執念によって、この困難な修理事業を完成させ、ついに850年前までさかのぼる藤原三代の栄華の昔を甦らせたのである。
こうして修理された金色堂は、そのまま後世に至るまで格調高い平泉文化を伝えていくことだろう。
協賛
文化庁
制作協力
中尊寺修理工事事務所
東京国立文化財研究所
指導
国宝中尊寺金色堂保存修理事務所
スタッフ
製作:片田計一
脚本・演出:中村麟子
撮影:中山博司、石原保
照明:藤江良代
音楽:長澤勝俊
解説:平光淳之介